パートそれとも正社員？　既婚女性にとって働きやすいのはどっち？｜マイナビパートTIMES

主婦の主な働き方として、「パート」と「正社員」があると思います。
「家計を考えると正社員がいいけど、子どものことを考えるとパートかしら？」「夫にも家事や育児を手伝ってもらって、正社員で頑張ろうかしら？」など、悩んでいる主婦の方も多いのではないでしょうか。
選ぶとするならどちらがいいのでしょうか。
自分に合った働き方はどちらなのでしょうか。
実際に働いている人の声を集めて、それぞれのメリットを検証してみました。

家庭重視派はパートがおススメ

働く時間や日数など、自分の都合で仕事ができるのが、パートの最大の魅力。
例えば、週に2～3日や1日数時間の勤務など、さまざまな形態で募集がされており、自分の都合に合った条件のお仕事を選べば、家事や子育てに影響なく働けます。

「子どもが小さい間は断然パートです。子どもが義務教育の間は、学校行事やPTA、子ども会などの集まりで、平日どうしても出て行かなきゃならないこともあります。パートだとあらかじめこうした予定は外して入れることができるので、そこも助かりますね」（34歳・事務スタッフ）
「同じように子どものいる人が多い職場なので、子どもが急に具合が悪くなったときなどはシフトを変わってもらったり、快くフォローしてくれるのもありがたいです」（38歳・販売スタッフ）
「パートがお休みの日は、仲良しのママ友とランチをしたり、買い物やおけいこに出かけたりとお付き合いや趣味の時間も取れますよ」（40歳・飲食店スタッフ）

融通がきく分、収入は少なくなりますが、パートのお仕事はもともと主婦をターゲットにしたものが多く、主婦の都合に合うお仕事がたくさんあります。
また、職場に同じ境遇の人が集まりやすく、仲間ができやすいのもパートのお仕事のいいところですね。

収入重視派は正社員がおススメ

仕事に拘束される時間は長いけれど、安定収入があり、社会保障も手厚い上、将来受け取れる年金の額も大きくなるのが魅力の正社員。
裁量の大きな仕事ができ、職場でステップアップしていけることも大きなメリットです。

「夫にも家事を手伝ってもらいながら平日を乗り切っています。どうしても子どもと接する時間が短いので、休みの日はできるだけ家族で遊びに出かけるなど、しっかりとコミュニケーションをとるよう心がけています。貯金しておいて、数年に一度、海外旅行に行くのも楽しみです」（37歳・事務職）
「家事など大変な部分はありますが、家計に余裕があるので、子どもにはそれぞれ好きな習い事をさせています。」（32歳・公務員）
「夫が病気で仕事ができなくなり、長期休職を余儀なくされましたが、私が正社員として働いていたため何とか乗り切れました。妻も正社員というのはいざというときに心強いですね」（48歳・看護師）

家庭と仕事の両立は簡単ではないにしろ、収入面では安定しており、家族や趣味や旅行など、好きなことにお金を使えるというメリットがあることも確か。
また夫婦どちらかに何かあったときにも、ふたりとも正社員ならリスクが分散できるところもポイントではないでしょうか。

パートと正社員、どちらにも一長一短あり、一概にこちらの方がいいと決められない面はありますが、それぞれの事情や価値観に応じて、都合の良い働き方を選びたいもの。

労働人口の減少が予想される中、主婦の労働力に対する社会的ニーズが高まっており、主婦が働きやすい環境へと社会も企業もシフトしつつあるようです。
これからの時代、主婦が働くメリットはますます増えていきそうですよ。