「家から近い」だけでOK?パート探しの前に考えておきたいこと
2015/02/20
「パートに出よう」と決めたものの、職種・条件・報酬・環境はさまざま。
パート探しの際に「家から近いこと」を条件に探す人は非常に多いといわれています。
確かに、パート先と家に近いと、行き帰りの通勤がラクで時間も有効に使えます。
けれども長い目で見たとき、「家に近いから選んだ仕事」で本当にいいのか、一度足を止めて考えてみませんか。
何故働くのか?を考える
パート探しは人と出会うのと同じで、いい出会いは人生を豊かにしてくれます。
自分に合ったパートと出会って長続きさせるためにも、「何故パートに出るのか」を考えておきたいですね。
「何故働くのか」を考えると、自分にぴったりのパートが見つけやすくなります。
パート選びがうまくいかずころころ職を変える「パートジプシー」にならないためにも、まずは働く目的と自分の生活で何を重視するかを整理してみては。
家事中心のあなたは、アクセスで選ぶ
「家事と子育てが中心だけど、少しでも家計の助けに」「家事は手を抜きたくないけれど、自分のお小遣い程度は稼ぎたい」という「家事最優先派」は、勤務地を第一条件に探すのがいいでしょう。
家から近い、駅から近い、自転車で通える、交通機関の乗り換えなしといった立地条件なら、家族に何かあったときもすぐに家に帰れるので気持ちもラクですね。
子育て優先のあなたは、自由度をチェック
「子どもが小さいから」「PTAの役員をやっている」「学校や園の行事は必ず出たい」という「子育て優先派」は、シフト制で融通がきく仕事、短時間で好きな時間帯が選べる仕事を選ぶといいでしょう。
例えば、レストランやカフェのランチタイムだけのホールスタッフやキッチンサポートのように時間帯が限られているパートは、子どもが家にいない時間だけ働いて、しかもシフトに融通が利きやすい点が人気です。
また、コールセンター、軽作業・製造スタッフも、短時間シフト制で働ける環境です。
人数の少ない職場よりも、子育て中のママが多く働く職場や、大勢が働いている職場だと、休んだときも代わりの人がいるので安心して働けるでしょう。
将来フルタイムで働きたいあなたは、職種を重視
「今は子育てや家事が優先だけど、将来はがっちり仕事がしたい」「子どもが中学に入ったら正社員として働きたい」「子どもの成長と共に徐々に仕事モードにシフトしたい」という「将来フルタイムで働きたい派」は、職種がポイントです。
将来性ある職種か、正社員登用制度がある職場か、資格などが取得できてスキルアップ、ステップアップできるかなどを見極めて選びたい。
やりたいことが見えている人はそれに関連する仕事、キャリアに結びつく仕事を選んで。
軽い気持ちでパート先を決めて、あとで「こんなはずではなかった」と後悔したくないもの。
自分の希望や生活に合わない仕事を続けるのは、精神的・体力的なストレスになります。
どうして働くのかを考えると、自分にとって何が大事かが見えて、仕事を選びやすく、いい仕事に出合う確率がアップします。