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必見!パートでも再就職手当って出るの?

2015/03/13

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やむを得ない事情で、一旦仕事を離れる人は少なくありません。しかし再就職を目指しても、すぐに正社員での採用を得られるとは限らないでしょう。
そうなると、パート勤務も1つの選択肢として挙がってきます。しかしパート勤務での再就職を目指す場合、こんな疑問を持つ方がいるはずです。「パート採用でも、再就職手当はもらえるの?」この点について、詳しく見てみましょう。

1.実際のところ再就職手当ってどんな制度なの?

再就職手当とは、失業者が安定した仕事を得た場合、あるいは自身で事業経営を始めた場合に、所定の金額が給付金として支払われるものです。
この再就職手当を受け取るには、まず基本手当の受給資格を持っていることが必須となります。申請によって資格承認を得ますが、就職の決定後では申請が無効となります。また、再就職手当を受けるには、その他にも以下のような条件を満たすことが必要です。

・過去3年間に再就職手当の受給歴がない
・7日間の待機期間を完了している
・就職日の前日までの失業の認定を受けた上で、基本手当の支給残日数が、所定の給付日数が3分の1以上残っている
・過去に再就職先での勤務歴が無い(関連会社を含む)
・再就職手当の申請後、すぐ退職していない
・再就職先で雇用保険へ加入後、1年以上にわたり勤務することが見込まれている 等

分からない場合には、ハローワークへ相談してみましょう。その際、できるだけ早い行動が大切です。例えば雇用先が見つかってから相談したのでは、その時点で受給条件を外れ、再就職手当を受け取ることが出来ません。

2.パート職でも再就職手当がもらえるの?

先に挙げたような条件を満たしていれば、再就職手当の受け取りに雇用形態は問われません。これは正社員のみならず、パート採用でも受給可能です。ただしパートの場合、注意すべき点は「雇用保険への加入」と「1年以上の勤務見込」でしょう。

まずパート勤務の場合、あらかじめ雇用期間を定めることは多くありません。長く働いているパートスタッフも多くいますが、それは結果的に長期勤務しているに過ぎないのです。

再就職手当を受け取るのに必要な1年以上の勤務を証明するには、その旨を再雇用先から書類に記入してもらう必要があります。
しかし企業でも保証し兼ねるものであり、記入を断られる可能性がゼロではないでしょう。また、職場によっては、パート勤務者を雇用保険に加入させていないケースが少なくありません。働き始める前に再就職手当を受け取りたい旨を伝え、条件が合致するかしっかり確認することが肝心です。

条件から1つでも逸脱する場合、再就職手当を受け取ることはできません。また、もし就業後に受給できないことが分かっても、再び離職して申請し直すことはできませんので注意してください。

3.注意点

再就職手当を受け取りたいがために、不正を働くことは絶対に避けましょう。離職中は雇用形態を問わず、少しでも働いていれば受給資格がありません。
また、 例えば前職を辞めた後に、同社あるいは関連会社などから声を掛けられ、出戻りするケースも見られます。こうした場合も、再就職とはいえ受給資格に合致しません。

もし後から不正が分かると、大きなトラブルになりかねません。意図しなかったことでも「知らなかった」では済みませんので、必ずあらかじめ受給条件を確認し、それに沿って行動してください。

4.最後に

離職者の中には、再就職手当が正社員のみを対象としたものと思い込んでいる人も少なくないようです。しかし条件を満たせば、パート採用でも受給できることがお分かり頂けたでしょう。雇用形態にこだわらず再就職手当を受け取っての再就職を目指すのであれば、パートタイマーとして新たな一歩を踏み出してみるのも良いのではないでしょうか。

再就職手当は、人々の雇用を支援するための制度です。離職中、収入が得られないことで不安を感じる人も多いでしょう。正しい行動と手続きでパート先を見つけ、再就職手当制度を上手く活用し、新たな一歩を踏み出しましょう。

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