実は家事との両立がしやすい!介護業界の仕事ってどんなもの?
2016/04/07
高齢社会になるにつれて、年々増えている介護需要。専門の資格を持っている正社員はもちろんですが、パートでも働くことができるのを知っていますか?しかも、実は家事との両立がしやすい仕事なのです。ここでは介護業界の仕事についてご紹介します。
いろんな職種があり、仕事の内容もさまざま
一言で介護と言ってもその中にはさまざまな職種があり、仕事内容も多岐に渡ります。老人ホームやデイサービスなどの福祉施設で介護者の身の回りのお世話をする「ケアスタッフ」をはじめ、「介護報酬請求事務」をメインとした事務作業全般を請け負う「介護事務スタッフ」、高齢者や要介護者の自宅を訪ねて身の回りのお世話をする「ホームヘルパー(訪問介護員)」などがあります。
資格取得者のイメージが強い介護職ですが、資格のない介護職初心者でもパートとして働くことができます。しかし、訪問介護などにおいて、直接要介護者に触れて行う「身体介護」を行う場合は、旧「ホームヘルパー2級」に該当する「介護職員初任者研修」修了者でなければいけません。まずは介護職の中で自分のスタイルや状況に合った職種を探すことが大切です。
こんなところが働きやすい!
介護職のパートは未経験でも働くことができる場合が多く、求人募集に「未経験者歓迎」と出している施設もあります。また、出勤日はシフト制になっており、週1、2日の出勤や2、3時間のみの短時間勤務も可能です。そのため、家事との両立がしやすく、子どもを保育園に預けている間だけでも、時間を気にすることなく送迎ができます。
ケアスタッフとして働く場合は、入浴やトイレなどの手伝いのほか、料理や洗濯、掃除など普段の家事を活かすことができる仕事もあり、初日からでも取り組みやすい点も注目です。介護職のパートに付きたい場合は、まずはデイサービスや老人ホームなどの施設からはじめると、同じ境遇の仲間も多いため、気持ちの面でも働きやすいでしょう。
やっぱり大変な部分も
要介護者の身の回りのお世話をするケアスタッフの仕事は、基本的に力仕事です。入浴やトイレのお世話で介護者を支え、時には抱えたりすることもあります。そのため足腰にはもちろん腕への負担も大きくなります。
また、パートの時給は800~1500円と幅があり、長期勤務や資格の有無などによって変化します。そのため無資格の未経験者ではさほど時給は高くありません。しかし、仕事内容は勤務年数が長い人や正社員とほぼ変わらないため、「時給の割りに仕事がキツイ」と感じることもあるかもしれません。
介護の資格をとるのも◎
資格を持っている人は仕事の幅が広がり、時給が高くなります。また、資格を持っていれば、ほとんどの介護施設で高待遇でパートとして働くことができるのはもちろん、正社員に昇格することもできます。実務未経験者であっても「ヘルパー」や「介護福祉士」の資格は取得可能です。勤務時間を調整し、現場で働き、学びながら、資格取得にむけて勉強することもできるでしょう。
最後に
現場で体を使うケアスタッフから、デスクワークが中心の事務まで、さまざまな職種がある介護の仕事。資格を取得することも、そのまま長く勤務することも可能なので、自分や家族の生活設計を立てやすいのも特徴の一つです。うまく家事と両立させながら、働きましょう。