初めて学ぶことがある!スキルアップできるパートって?
2015/10/26
どんな仕事だって、一生懸命頑張れば何か身につくものはあります。そして、それは家庭と両立しながら無理なく働くことのできるパートでも同じ。これまでに「スキルアップしたな」と思ったパートについて、パートの経験がある主婦(夫)の方に聞いてみました。
議員事務所での事務
「今までしたことのなかった、事務、簡単な経理、あとはパソコン業務を行っています。何しろデスクワークが初めてなので!」(39歳女性)
パートでは割とメジャーな事務のお仕事。「事務」と言っても、仕事内容は経理やデータ入力など多岐にわたります。その分、意欲を持って働くことで身につくものも多いでしょう。
有名ブランドの宝飾店店員
「接客のほか、人前に出ても恥ずかしくないメイク法や電話対応なども、このパートで身につけたと思っています。これは居酒屋では学べなかったかな」(32歳女性)
有名ブランドを扱うショップになると、店員に求められる身だしなみや接客態度も一流のものになるのでしょう。まるで、毎日マナーアップ研修を受けている気分?
イタリア料理店の接客
「イタリア料理店で、イタリア語を少しだけ覚えることができた」(30歳女性)
リッチな雰囲気を持ちつつ、親しみやすさのあるイタリア料理店。お仕事するのも楽しそうだけど、働きながらイタリア語を覚えられるなんて、とてもお得ですね。
足つぼマッサージ
「体調が悪いとき、足つぼのアドバイスやマッサージが出来るようになったこと。お金を払ってでもしたいお仕事でした。ただ、腱鞘炎になりました(笑)」(37歳女性)
マッサージは身体で覚える技術なので、体力的にはキツそうだけど、覚えたら長く役立ちそうです。それにしても「お金を払ってでもしたい」パートに出会えるなんて、とても幸運なことです。
ビーズ屋さんでのアクセサリー作り講習会の先生
「駅前の携帯ショップ内のビーズ販売コーナーで講習会の先生をさせてもらいました。独学ですが、アクセサリー作りの技術は持っていたので、老若男女のお客さまへの接客、講習の仕方、進め方など『伝え方』を身に着けることができました。今はイベントなどでアクセサリー作り講習会などを手掛けており、この仕事の大きなきっかけとなりました」(38歳女性)
人に何か伝える、というのは簡単そうでなかなかできることではありません。そのパートは、自分の得意分野を活かしながら、プレゼンテーション能力を鍛えられる良い機会だったのでしょう。しかも、新しい仕事に活かせるスキルが身に付くなんて!
家庭教師、塾講師
「語学力の維持・向上と、プレゼンテーション能力の向上」(42歳女性)
自分と違う年代の人とコミュニケーションするのは、相手が理解できる言葉を選ばないといけないのでなかなか大変そうです。また、塾の場合は成績を上げないといけないプレッシャーもあるでしょう。仕事を通して伝える技術がとても磨かれていきそうですね。スキルアップに加え、勉強を教えることで一旦身に付いた語学などの能力を保つことができる場合もあるようです
図書館員
「自分のあまり読まない分野の本と接することで、いろいろな角度から物事を見ることを学びました」(53歳女性)
知っているつもり、得意なつもりの分野でも、働いているうちに実はそうでもない部分に気付くことがあるようです。パート先は人だけでなく、今まで気付かなかった自分との出会いや、新しく身につけたい知識やスキルとの出会いの機会にもなるんですね。
最後に
仕事を覚えることで身に付く、人と接することで身に付くなど、職場によってさまざまな形で可能になるスキルアップ。また、身に付いたスキルが日常生活を豊かにする場合や、今後の仕事に役立つ場合、より良い人生を送るために役立つ場合など、その後の自分にどう関わってくるかも様々です。しかし、一生懸命働けば給料以外に得られるものがあるというのは、全てに共通することのようです。
(谷町邦子+プレスラボ)