「褒める」「質問しやすい雰囲気」後輩に仕事を教える・引き継ぐときのコツ
2017/03/28
後輩が入ってきたとき、あるいは仕事を引き継ぐとき。どのように教えればいいか悩むと思います。自分では教えたつもりでも、本人はきちんと理解していないということもありますよね。
仕事を教えたことのある人に、仕事のやり方をスムーズに伝えるためのコツや工夫を聞いてみました。
一度にたくさんのことを教えない
「あれこれ引き継ぐことはあるけれど、一度にたくさん教えても覚えきれるわけがありません。覚えが中途半端になるだけなので、一度にたくさんのことは教えず、ひとつひとつ確実に覚えるまで教えていっています」(26歳女性/パート経験・スーパー)
今まで誰かがしていた仕事を引き継ぐとなれば、覚える量はかなりのものでしょう。それらすべてを教えようとすれば根気も必要です。焦らず、ひとつひとつ教えたいですね。
褒めポイントがあれば必ず褒める
「褒められるとうれしくなって教えられることに抵抗がなくなると思うので、褒めポイントを見つけたらとにかく褒めます。よほどの失敗をしない限りは、叱ることはしませんね」(30歳女性/パート経験・コールセンター)
褒めてもらえると「もっとできるようになりたい!」という意欲もわきます。仕事に前向きになれるのでいいですね。ただ、褒めすぎると調子に乗りやすいタイプもいるので、そこだけは注意ですね。
「なぜそうするのか」を説明する
「このときはこうする、ああなったらこうする、という教え方では、イレギュラーな出来事があったときに対応できません。なぜこの作業が必要なのか、なぜそうするのかをきちんと説明しておけば、いざというときもどうすればいいのか自然にわかってくれるでしょう。自分で考えられるようにするためにも、理屈はきちんと説明しておきます」(35歳女性/パート経験・スーパー)
仕事をやるうえで、なぜそうするのかを理解しておくことは大切です。理屈がわかれば、仕事が慣れたころに自分なりのやり方を見いだせるかも。仕事で成長するためには必要なことですね。
質問しやすい雰囲気を作っておく
「なにか質問があったとしても、質問しにくい雰囲気では質問もできないと思います。そうなると、勝手に自己判断したり、わからないまま仕事を続けたりと散々なことに…。できるだけ笑顔を多くして、気軽に質問できるように心がけています。『何か質問あるかな?』と定期的に聞くこともしていますね」(42歳女性/パート経験・清掃会社)
怖い先輩となれば、質問するのも気が引けます。「こんなこともわからないの?」と言われたら萎縮してしまいそう。自分がいないときは誰に聞けばいいのかも伝えるといいですね。
どこまで理解しているか確認する
「相手がどこまで理解しているのかわからないので、最初に相手の理解具合を確認しておきます。『これはすでにわかっているだろう』と決めつけて仕事を教えてしまうと、相手を混乱させるばかりになってしまうので。お互いの思い違いもできるだけなくしたいですね」(33歳女性/パート経験・コールセンター)
仕事について思い違いをしていることは意外とあるものです。その違いを確認しておかないと、説明もきちんと理解できないでしょう。
ある程度教えたら実践あるのみ
「仕事は実践しないとわからないことばかりだと思います。最低限のやり方と絶対に守るべきことだけ教えたら、あとはすぐに実践させます。もちろん、サポートできるようそばにいますし、なにかミスをしていないか徹底的にチェックもしています」(31歳女性/パート経験・食品加工工場)
すぐに実践というのは怖いものですが、それだけ早くスキルもつきます。徹底的にサポートしてもらえるなら、教えられる側も安心して仕事に取り組めるでしょうね。
最後に
仕事を教えるためには、仕事を教えるためのコツや工夫が必要です。これがきちんと身に付いていれば、スムーズに仕事を教えられるでしょう。充実した仕事をするためにも、上手な教え方をしたいですね。
(神之れい+プレスラボ)
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