自分次第？「しょせんパート」という気持ちが吹き飛んだ瞬間

2017/04/04

お店側はパートスタッフを、重要な一戦力としての期待のもと雇っています。しかし日々繰り返されるルーティンワークに飽きがきてしまったり、社員などに比べて責任が軽かったりするため、仕事へのモチベーションが低下してしまうことも当然あります。

そんな皆さんでも、あるきっかけで「私はしょせんパートだから…」という気持ちが吹き飛んでしまうことがあるようです。どんなきっかけがあったのか、エピソードを集めてみました。

お客さんの一声

「働いている最中、よく買い物に来るお婆さんから『いつも笑顔が素敵ね。私も元気をいただいているおかげで長生きできてますよ。ありがとう』と突然お礼を言われたとき。

なんとなくしているだけの仕事でも、そのお婆さんや他のお客さんにとっては大事な生活の一部で、それをないがしろにしてはいけないと思えた」（30歳女性／スーパー）

常連のお客さんがかけた一声によって、自分の仕事が誰かの励みになっていると気づかされました。自分が思っている以上に他人に貢献できていたなんて嬉しいですよね。

頼りにされる存在に

「スタッフが何人も新しく入れ替わる中で、長年勤務して古株化していたのは私1人。

あるとき新しく赴任してきた店長さんに現場のあれこれを教えたりして、とりあえず店長さんから頼りにされていた。

それと、他のパートさん数人から仕事のことで相談を受けたり、『あなたはが言えば説得力があるから』と店長への直訴をお願いされたりと、職場のみんなからいつの間にか頼りにされていると気づいた瞬間」（43歳女性／飲食）

誰かからの信頼を感じるとプレッシャーもありますが、「その信頼に応えたい」という気持ちも湧いてくるもの。大黒柱としての自覚がモチベーションを奮い立たせます。

旦那への説教で

「旦那がしきりに会社の愚痴をこぼすようになって、段々私もイライラしてきた。で、説教。『投げやりにやっても真面目にやっても勤務時間変わらないんだから、もっと前向きにやれ。今一生懸命やることが次につながるんだから、今をないがしろにしちゃダメ！』という趣旨のことを話すうちに、『あれ？これ私自身にも当てはまる？』と気づいた。それからはただのパートスタッフだけど、全力で仕事に取り組むようになった」（33歳女性／コンビニ）

これはちょっと面白いエピソードですね。でもたしかに、誰かへのアドバイスがそのまま自分に当てはまることってありますよね。