ズバリ！　パートのお給料、金額を夫に正直に伝えてる？

2017/10/26

自分が汗水流して働いて得たお給料は、同じお金でもありがたさが違いますよね。
「お給料が入ったらあれを買おう」などの目標があると、パートにもより一層熱が入るというものです。

パートで稼いだお給料の使い道は家庭ごとにそれぞれあると思いますが、皆さんはその金額を夫に正直に伝えるものなのでしょうか？　正直に伝えるか伝えないか、またその理由についての聞き取り調査を行いました。

～伝える派～

■心配性な夫を安心させるため

「うちでは給与明細を見せて『今月はこれくらい稼げた』と夫に報告する仕組みになっている。
うちの夫は心配性で、私がパートをはじめる当初も反対していたくらい。お給料を誤魔化そうものなら『浮いた金で遊び歩いてるんじゃ』と疑われるに決まっているので、正直に告白している」（32歳女性／携帯電話ショップ）

あらぬ疑いをかけられるくらいなら、身の潔白を証明する意味でもお給料を正直に伝え、疑惑の芽を先に摘み取っておいた方が賢明ですよね。

■お互いの給料を知っている

「我が家では月に一度、『予算会議』と呼ばれる話し合いを設けていて、その月の給料を報告しあってお金の使い道を決めていく。
お金の使い道に関しての話し合いはわりとすぐ終わって、どちらかというと『余ったお金を何に使うか・どこに行くか』でもめることのほうが多い（笑）」（38歳女性／アパレル）

給料を計画的に使うために、2人の稼ぎをその月ごとに共有するというスタイル。お子さんがいる家庭に多いかもしれませんね。

～伝えない派～

■知ろうと思えばわかる

「特に伝えはしないけど、給料は家族の口座に振り込まれているので見ようと思えばわかる。
夫から『今月すごい稼いだね！』と言われたことがあるので、夫がチェックしてるときもあるのかも」（34歳女性／カフェ）

給料がいくらだったかは夫が知ろうと思えばいつでも閲覧できる状態になっているため、あえて伝える必要がないようです。

■お互いの稼ぎを知る必要がない

「隠しているつもりはないが、聞かれないので伝えていない。子供がいるわけでもないし、家賃や生活費はきっちり折半なのでお互いの稼ぎを知る必要がない。
現状、浮いたお金はそれぞれが好きに使っている。子供ができたら変わるかも」（27歳女性／事務）

夫婦共働きに近い感覚でしょうか。月～金フルタイムでがっつり稼いでいるようなパートさんなら、こうしたスタイルも十分ありえますね。

■夫が知ろうとしない

「そもそも夫は私がパートしていることにあまり関心がない。給料の額を聞かれたことはないし、知ろうとする素振りを見せたこともない。
『自分の小遣いを自分で稼いでいるんだろうな』と思っている様子。私にとってはありがたい状況なので、存分にお小遣いとして使わせてもらっている」（30歳女性／保育士補助）

この放任主義、無関心を不満に思うか自由にできてうれしいと感じるか、好みが別れそうなところです。

■家計の管理は私

「夫の給料も含めて、家計は全て私が管理している。夫は私の給与金額を知らないし、あまり知ろうともしない。
お小遣いはたっぷりあげているはずなので、現状に不満がないんだと思います。私のお小遣いももちろんたっぷり設定」（43歳女性／ファーストフード）

「お小遣いはたっぷり」というところがポイントでしょうか。お小遣いの額に不満が出てきたら、夫は妻の給与金額を含めた家計をチェックしたいと思うのかも。

■少なめに伝える

「端数を切り捨てるくらいだけれど、お給料を少なめに報告して残りを自分のお小遣いに。
たとえば55,000円の給料だった月は『今月は5万円だったよ～』と報告。難しいのは『71,000円』などの端数が少ない月で、端数をお小遣いにしても千円にしかならない。
こういう時は大胆に『65,000円』で報告」（32歳／レジ打ち）

気兼ねなく自由に使えるお金を確保するための方法です。あからさまに少ない金額を伝えるのではなく、「端数切捨て」という自分ルールに彼女の良心が残っていることを感じさせます。

■最後に

今回の調査では「伝える派」のほうが少ないという結果に。しかし「伝えない派」にも、「なんとなく伝えていない（聞かれれば教える）」人たちと「あえて伝えないようにしている」人たちの二派があるようで、総合してみると自分の稼ぎをわりとオープンに扱っている人が全体の中では多い印象でした。
みなさんは自分の稼ぎを夫に知らせていますか？

（藤井弘美＋プレスラボ）