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パートの収入、目標はどのくらい?パート経験者に聞いてみた

2017/10/05

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これからパートを始めたいと思っている人のなかには、働くなら「バリバリたくさん稼ぎたい」人から「自由に使えるお金が少しでも稼げたら」と思っている人まで、様々な人がいると思います。今回は、パートで働く際に、みんなはどの程度の給料を目標にしているのかを調査してみました。

 

「5万円~10万円未満」を挙げる人がトップ

「あなたがパート勤務で目標としている(いた)月収はいくらですか?」という質問に対して、あてはまる項目を選択してもらったところ、「5万円~10万円未満」が27人と最も多い結果になりました。
次点は「10万円~15万円未満」で18人、3位は「3万円~5万円未満」が10人でした。

この調査では、1位の「5万円~10万円未満」と2位の「10万円~15万円未満」の合計が60%以上を占めています。ちなみに、月収を15万円以上に目標設定している人と5万円未満に目標設定している人がそれぞれ15%程度になっており、15万円以上と5万円未満の少数派がほぼ同じくらいの割合で分布していることがわかります。

 

扶養控除内におさめるかどうかが目標額を左右

「5万円~10万円未満」を挙げた人にその理由を聞いたところ、「扶養内でおさめたいから」「扶養内で働ける金額だから」など、扶養控除額を理由にしている人が多く、さらに「家庭や育児との両立ができる範囲で、家計の足しになる金額だから」など、家庭との両立が考慮された設定金額になっている人が見られました。

一方、「10万円~15万円未満」を挙げた人は、「年収130万円未満」「扶養内ぎりぎりにおさめたい」など10万円台で扶養手当内におさめようと考えている人と、「生活費に加えて貯蓄をしたいから」など貯蓄が目的で目標の給料設定を高くしている人が見られました。
「月10万円以下では、子どもが高校や大学に進学すると教育費でしんどくなってくる。扶養範囲が広がれば、15万くらいは稼ぎたい」という意見もあり、扶養控除額が目標設定に大きな影響を与えていることがわかります。

一般的に「5万円以上10万円未満」を選んだ人は扶養控除を意識して目標金額を設定しており、「10万円以上15万円未満」を選んだ人は、教育費や貯金など必要な金額を意識して目標額を決定している傾向が見られました。

 

体力面や子育て、必要金額や仕事時間を考慮した目標設定も

「3万円未満」「3万円~5万円未満」を選んだ人にその理由を回答してもらったところ、「長時間働いて体をこわしたことがあるので」という体力面を理由にする人や「子どもがまだ小さいので長時間は無理」など、子育てとの両立を理由に挙げる人が見られました。

逆に「15万円以上~20万円未満」や「20万円未満」を選んだ人の理由を見ると、「ひとり親で生活していくのに最低限の金額」「子どもの教育費がかかるから」などがありました。15万円以上を目標としている人の場合、必要金額から割り出して目標額を設定しているようです。

 

まとめ

今回の調査によって、パート勤務での給与を考える際、給料を扶養控除内におさめるかどうかを考慮している人が多いことがわかりました。
そのほかにも、子どもの年齢や自分の体力、教育費や貯蓄の必要性なども目標月収を設定する要素になっているようです。

これからパートを選ぶ際には、家庭の状況や働ける時間がどのくらいあるか、扶養控除内に収める必要があるかどうかを考えた上で、目標額を設定してみるのもいいかもしれません。

<アンケート調査結果>
調査対象:30~50代のインターネット利用者、女性
アンケート配信時期:2017年7月
回答数:110
有効回答数:73人
回答形式:単一選択式、自由回答式

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