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仕事と家庭を両立させるために! かしこい妻の“夫操縦術”

2015/02/20

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夫婦共稼ぎが当たり前の昨今。
かつてのように「夫が稼ぎ、妻は家庭を守る」という考え方は薄れつつあります。
しかし、未だに家事・育児は妻に任せておけば安心と思っている困った夫がいるのも事実です。

「このままでは、仕事から帰っても家事は全部私するはめになるのでは!?」と悩むあなたに、そんな夫の意識を変え、うまく操縦して家事や育児に積極的に参画させるコツを伝授します。

ものを頼むタイミングが大切

「仕事に出たい!けれど家事や育児が・・・」という悩みは多かれ少なかれ誰もが持つもの。
一番身近にいる夫を活用しない手はありません。
何も手伝ってくれない夫には、最初は動作のポイントで頼んでみましょう。

例えば、食事を終えてテーブルを離れる時に「あ、今ちょっと手が離せないから、そこにある食器をこっちに持ってきてほしいな~」など、何でもいいのでその瞬間で出来ることを頼みましょう。
短時間で出来る事からやってみてください。
その時の指示はできるだけ具体的に。そして、食器運びに慣れたら食べ残しをゴミ箱に廃棄してキッチンのシンクにお皿を浸けておいてもらうなど、少しずつステップアップしたいところ。
けれど焦りは禁物、相手の負担にならない程度から進めてください。
少しずつ慣れてもらうことが肝心なのです。

忘れてはいけない感謝の言葉

個人差はあっても、妻が仕事を始めると「自分も家事を手伝ったほうがいいかな」と思う夫は、実は少なくはないようです。
ただ、男のプライドが邪魔をすることもあるし、何より今までやったことがないのに何をどうしたらよいのかわからないというのが、夫の本音ではないでしょうか。

その意識を柔軟に変えさせるのが、妻のお願いと感謝の言葉です。
命令ではなく、まずは「ちょっと助けてくれる?」とお願いすることからはじめ、助かったなと思ったときは「ありがとう」を必ず添えて。
してもらった作業の出来に不満があっても、ダメ出しは禁物です。
「コツを教えるね」くらいでとどめておくと、夫のやる気を損なうことはありません。そして、上手く出来るようになったら「パパは何でも出来るね!」と褒めてあげましょう。
「パートから疲れて帰ってきて、どうして私ばかりが気を遣わなくてはいけないの?」と思う気持ちもあるかも知れませんが、「私の掌の上で上手に転がしてあげる」くらいの気持ちの余裕を持つと、楽しく“夫育て”ができます。
そして結果的に、それがあなたを助けてくれることになります。

理想は家族で家事の分担を、家族のスタイルを創ろう

もしあなたに子どもがいるなら、夫が手伝ってくれた時に「ありがとう、助かったよ」と、子どもの前で感謝するのもよいことです。
“仕事も家事も出来るパパはスゴイ”とほめることがポイント。

そして時間があるときは、子どもと一緒にできる作業をお願いするようにしていくと、次第に育児への参加意識も高まっていきます。
小さな子どもがいるなら「パパと一緒におもちゃを片付けてね」でもOK。
「パパもやるからお前もやるんだぞ」と、父親が子どもに接することで、子ども自身も“家事は家族みんなでするもの”という意識を持つようになっていきます。

将来的には子どもが家事手伝いの戦力になることも期待できる上、みんなで一つのことに取り組みながら家族としてのスタイルを創っていくことは、妻にとっての働きやすい環境づくりだけでなく、家族のきずなを深めることにもつながります。

夫とうまく協力して家事と育児をこなしている女性に、そのコツを尋ねてみると、「一番大切なことは、夫の気持ちを上手に乗せて家事に向かわせること。
感謝の言葉がとても大切」と答えてくれました。
「最初は分かっていてもそのうち忘れがちに…」というのも、よく聞く反省点。
「私も働いているんだから、手伝って貰って当たり前」、「どうしてもっとうまくできないのかしら!?」という態度にはならないように気を付けましょう。

そして、誰もがそうですが、人は急には変われないもの。
ゆっくり焦らずにできることから取り組んでもらいましょう。