パートでのトラブル
各種ハラスメントに遭ったときはどうすればいいですか?(対策、相談窓口の紹介など)
まずは、相手の言動が「嫌である」という毅然とした態度をとってください。後々、第三者を介入させて問題解決を図るときも、不快であるという意思表明をしたというのは、大切なポイントになります。自分がどういったハラスメントを受けているのか、場所や時間などできるだけ正確に記録をしておきましょう。また、相手に直接言えないような場合には、上司や会社の相談窓口などに適切な対応をとってもらうようにお願いしましょう。また、最寄りの労働局雇用均等室などではセクシャルハラスメントの相談を受け付けています。
病気などのために長期に休む場合に必要な手続きはありますか?
直ちに勤務先に連絡し、医師による診断書を提出しましょう。フルタイムで6ヶ月以上働くと10日の有給休暇を取得することができます。なお会社の規程により運用が異なりますので、病気であれば必ず休職できるわけではありません。また契約期間の定めがある場合、契約期間の満了により雇用関係は終了するのが一般的です。
急病でパートを休みたい。そんな時はどうすればいいですか?
休みたいと思った時点で、必ず速やかに勤務先の責任者に連絡しましょう。店頭の接客などであれば、自分の代わりに働いてくれるパート仲間を探しておくとベストです。一刻も早く体調を整えて復帰できるようにしましょう。
仕事中や通勤途中に怪我をしたときには労災が適用されますか?
仕事中はもちろん、通勤途中でも適用されます。
労災保険は、事業主は全てが加入しなければいけないことになっています。そのため、パートでも、仕事が原因の怪我や病気、または通勤が原因となった生じた怪我や病気も保険給付が行われます。
仕事中に店のお皿を割ってしまいました。弁償しなくてはいけませんか?
故意ではなければ労働者が仕事を遂行する上で予想可能な軽度のミスだと考えられます。このような場合には、会社が損害賠償責任を求めることは難しいと考えられています。また、給料との相殺も法律違反になります。ただし、いくらミスとはいえ毎日毎日、何枚もを割ってしまうような場合は、給料の10分の1以下の範囲で減給処分になることもありうるかもしれません。
「明日から来なくていい」と言われました。
雇用契約書を確認してみましょう。雇用契約書には雇用期間が記されているはずです。もし、雇用期間が記されていないのでしたら、「解雇通告」を受けたことになります。どうして解雇されるのか理由を聞いてみましょう。
雇用契約書には、無断欠勤や、業務の妨害、会社に損害を与えたなどの理由で解雇されることが書かれているのが通例です。もしそのようなケースに心当たりがなく、不当な解雇であると思ったら、最寄りの労働基準監督署に連絡をしてみましょう。