どのような本や雑誌を作るのかを企画することから始まり、制作、スケジュール管理、印刷所への発注までを行うのが編集の仕事です。

最初はアシスタントとして、電話番やリサーチ業務、資料の整理などからスタートすることが多いようです。雑用係のように思われるかもしれませんが、どれも一人前の編集者になるためには欠かせない業務です。また、ライター、カメラマン、デザイナー、イラストレーターなど、その分野の専門家への発注作業も編集者の役目です。その際は、企画内容を的確に伝えることが大切です。

全工程を終えて印刷所へ納める校了日前はかなり忙しく、徹夜続きになることも珍しくありません。気力、体力があり、そして何よりも制作に携わっている本や雑誌に思い入れがないと務まらない仕事です。

一方校正は、印刷前の段階で、誤字や脱字、表記上の誤りなどを修正するのが仕事です。集中力と正しい日本語力は必須で、記事で書かれた事実関係の整合性までを修正できるようになれば一人前です。

編集も校正も職場は比較的若い人が多く、共通した趣味を持つ人たちが集まりやすいため、仲間を見つけやすい環境と言えます。