医療機関や学校、福祉施設など多人数に食事を提供する施設で、バランスのとれた献立作成や調理の指導などを行うのがおもな仕事です。栄養のことだけを考えればいいというわけではなく、予算内に収めるやりくりも必要となります。最近では健康ブームの影響で、生活習慣病の治療や予防のための献立や調理法を指導する機会も多くあります。栄養コンサルタントや料理研究家という名前で、レストランのメニュー開発やメディアで活躍している人もいます。

栄養士になるには資格が必要です。厚生労働大臣が指定した専門学校、短大、大学などで必要な過程の単位を取得、卒業すると資格が得られる。栄養士の上位資格に管理栄養士があり、この資格を持っていればより幅広い仕事に携われます。

栄養士の仕事内容は自分の生活にも直結しています。各食物の栄養素やカロリーの計算方法などが身につき、料理のレパートリーも増えるでしょう。栄養士の仕事をしているのは圧倒的に女性が多く、幅広い年代の人が働いているのも特徴です。