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戸建住宅など、木造の建物を建てるのがおもな仕事。「金づち」を片手に持った、というイメージが強いかもしれないですが、金づちを握るまでには重要な工程が待っています。

建物が何もない状態で、建築の基準となる位置や水平、高さを敷地に設定しなければなりません。この工程がしっかりしていないと、建物の形がゆがんでくる恐れがあり、大工の仕事のなかでもとても重要な作業となります。

組み立ての段階になり、いよいよ道具の登場です。最近では効率的に作業を行うためにも電動工具が取り入れられていますが、それでも金づちをはじめ、のこぎり、カンナ、ノミ、差し金、墨つぼ、墨差しなどの大工道具を扱えるようでなければなりません。まったくの初心者なら、職業訓練校などで基礎知識を学んでからこの世界に入る人も多いようです。

建築現場で、とび工や左官、塗装工などほかの作業者の調整役を大工がまかなうこともよくあります。職人気質な人が多いこの現場をまとめるリーダーシップと、自らも協力できる協調性が求められます。