コンサートや演劇、ショー、イベント、結婚式などの会場で、マイクやスピーカーなど音響機材のセッティング、操作を行う仕事。パブリック・アドレスという音響装置を扱うことからPA（ピーエー）と呼ばれることも多くなっています。

PAの最大の役目は、ボリュームや質をコントロールし、会場のどこにいても最高の状態で音が聞けるようにすることです。会場が盛り上がるかシラケてしまうかは、アーティストなどの主役はもちろん、PAの手腕によるところも大きいといえます。

PAの仕事は音感、聴力に自信のある人が向いています。また複雑な配線を行うので、電気の知識もあったほうがよいでしょう。専門学校などで学んだ後にこの仕事に就くか、最初はアシスタント的な役割からスタートするケースが一般的です。

新人なら機材運びなどの力仕事が回ってくることも多く、体力も必要になります。PAを募集しているのは音響専門会社やライブハウス、イベントホール、結婚式場などの施設です。アーティストからコンサートスタッフとしてPAの腕を買われ、専属PAとして活躍している人もいます。