大きく分けて、学芸員とそのほかの仕事とがあります。学芸員の仕事は、館の資料の収集、保管、展示および調査研究など専門的な知識を要するものが多く、学芸員資格が必要です。

そのほかの仕事は、展示室の案内、受付やグッズ販売、ガイド機の貸し出し業務、ホームページの作成などの広報業務、清掃など多岐にわたっています。接客に関わる業務も多く、館のムードを壊さないよう適切な対応が求められます。

美術館や博物館はその館によって規模や内容、方針はさまざまです。学芸員でなくても、その中で仕事をするのだから事前に足を運び、館の雰囲気などを確認しておくといいでしょう。

美術館や博物館のスタッフは、その館の内容を気に入って働いている人が多いといえます。将来学芸員を目指している人も少なくなく、自ら知識を増やすなど、仕事に取り組む姿はみな前向きです。空調設備の整ったキレイな環境で仕事ができるという理由だけでこの仕事を選ぶ人がいるかもしれませんが、しっかりした目的意識がないと仕事場で浮いてしまう可能性もあるので注意が必要です。

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