選ぶ基準は人によって違う!家近パート・家遠パート、それぞれのメリット
2015/09/24
パートの職場が家からどれくらいの距離にあるかによって、メリットはさまざまに変わってきます。家近パートと家遠パートのメリットとは、それぞれどういうものが挙げられるでしょうか。経験者の声をご紹介します。
家近パートのメリット
■通勤に便利
「家に職場が近いと通勤が便利。以前は往復1時間半の職場に勤めていたけど、往復20分の職場に変えてからだいぶ楽になった。通勤時間も時給に含めて換算すると割がいいところも家近パートのメリット。通勤に電車移動が必要な頃は出勤が苦だったけど、家近にしてから『今日は行きたくないな』と思わなくなったのもいい」(27歳/飲食)
家近パートのメリットといえば、なんといってもコレじゃないでしょうか。通勤にかかる時間が少ない分、時間を有効に活用できます。また、日々の出勤が億劫に感じがちな人は、自宅に近い職場を探してみるのもいいかもしれませんね。
■休憩時間で帰宅できる
「マンションの1階にあるコンビニで働いているので、短い休憩時間の間でも自宅に帰れるのはうれしい。自宅の方がくつろげるし、出勤前にやり残していたことをちょっと片付けに帰る、なんてことも可能です」(37歳/販売)
パートの休憩時間はおおむね、職場の事務室か職場周辺で過ごすことになります。家までの往復時間を考えると帰宅なんてできないのが普通ですが、それができてしまうのも家近パートの魅力といえるでしょう。
■職場から頼りにされる
「私の出勤日じゃない日にお店がものすごく忙しくなった場合、『今からちょっとヘルプで来てもらえますか?』といった連絡をもらうことがある。頼りにされるのはうれしいし、日ごろからヘルプに入っていると、急に子どもが熱を出してしまったときにも休みをもらいやすい」(34歳/飲食)
連絡をすればすぐ助っ人に駆けつけてくれるパートさんの存在は、お店側からすれば確実にありがたい存在。「自分は頼りにされているんだ」という自覚は、やる気ややりがいにもつながっていきます。
■すっぴんで出かけられる
「すっぴんで出かけても恥ずかしくない。マスクくらいはしていきますが。どの道勤務中に汗をかいてメイクが崩れてしまうし、あまり改まった格好で出かけなくていいのは助かる」(30歳/軽作業)
接客業の場合はこの限りではありませんが、ピッキングなどの軽作業ならメイクは必須ではありません。近所に出かける感覚で気軽に通勤できるのも家近パートのメリットですね。
家遠パートのメリット
■ご近所さんに会わない
「仕事中にご近所さんに会うことがない。家から近いスーパーでレジ打ちのパートをやっていたことがあるが、ご近所さんが来るとなんとなく気まずかったので(笑)」(29歳/飲食)
家近の接客業のパートだと、お客様が顔見知りである可能性も高くなります。「働いている姿を見られるのが恥ずかしい」という人もいるでしょうし、ときにはあまり得意でないご近所さんと顔を合わせてしまい、気まずい思いをしてしまうことも。家遠パートならそうした心配はほとんどありません。
■買い物に便利
「大都市を職場に選べば帰りがけに買い物などができるから便利。たくさん出勤すれば定期がもらえる職場もある。私の場合は大きい駅にある職場に選んだ」(22歳/販売)
買い物などの所用のため、ある特定の街・駅に出かける機会が多い人はいっそその駅周辺でパート先を探すという選択肢もあります。定期が作れれば交通費の節約にもなるため、非常に経済的です。
■気分転換になる
「普段が家事に縛られがちなので、家から遠いところを職場にするととても気分転換ができる。往復1時間強の場所に勤め始めたときは、通勤の電車移動からすごく楽しかった」(27歳/飲食)
家と近所だけで大抵のことは済むかもしれませんが、そうした日常生活を気詰まりに感じてしまいがちな人はあえて家遠のパート先を探してみるといいかもしれません。
■行動範囲が広がる
「パート先がある街に詳しくなれたので、行動範囲が広がって有意義に過ごせるようになった印象がある。『ここのお惣菜屋さんは安くておいしい』とか『ここのショップは好みのアイテムが置いてある』といったことが発見できた」(32歳/事務)
近所ではなく、自分の知らない街に勤めることで生活に新しい風が吹き込みます。新たな何かに挑戦していきたい人にとって、家遠のパート先にはこんなメリットもあるようです。
最後に
家近・家遠にはそれぞれ違ったメリットがありますが、「パートに何を求めるか」によって、どのメリットが自分に一番フィットするかも変わってくるはず。こうしたことを考慮に入れておけば、より有意義なパート選びができるでしょう。
(藤井弘美+プレスラボ)