雑用をこなしながらも現場の仕事を吸収 テレビ番組制作のパート

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テレビ番組はテレビ局で制作されているイメージがありますが、実はそうではありません。とくにキー局と呼ばれる系列ネットワークの中心的テレビ局の場合は、番組を作っているのはテレビ局ではなく番組制作会社です。パート探しのときはまずこの点に注意しましょう。

この世界に初めて足を踏み入れるのであれば、まずはアシスタント・ディレクター(AD)からのスタートになります。「番組を作っています」と言うのにはほど遠く、掃除、灰皿交換、電話取り、弁当や車の手配、タバコの買出し……といった、いわゆる雑用をこなしながら制作現場の仕事を覚えていくことになります。

AD以外にも、カメラマン、照明、音響、美術、編集などの仕事があるが、いずれもアシスタントとしてのスタートの場合がほとんどです。

何時に終わるか分からないロケ、重い機材の運搬、先輩のゲキなどに耐えるには、心身ともにタフでないと務まらない仕事です。言われる前に動ける機転の良さと行動力も求められます。華やかな表舞台と違って裏方はかなりのハードワークですが、それでも芸能人などに間近で会えたり、テレビの裏側がのぞけるのは密かな楽しみかもしれません。