腕の良し悪しが、建物の印象を変える 左官のパート

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土や砂、石灰などのさまざまな材料と水を練り、コテと呼ばれる道具を使って壁や床を仕上げる仕事。同じ材料でタイル張りや屋根瓦を葺くこともあるので、左官がこれらの仕事をまかなうこともあります。

壁や床、屋根とどれをとっても、仕上がりの美しさが建物の印象を大きく左右することになります。少しのムラも許せない完璧主義な人、腕を磨くことに努力を惜しまず日々勉強できる人などが向いています。

左官の仕事をするには、職業訓練校などで技術を学んだ後、工務店などに勤めるのが一般的です。まったくの初心者なら、親方や先輩について見習いからスタートすることになります。左官業は腕がものをいう世界なので、技術を身につければ独立しやすい職業でもあります。高い技術を持った職人の下で働ける機会があれば、積極的にその技を勉強するといいでしょう。

日本家屋の仕上げに欠かせない職種のひとつですが、近年の住宅様式の変化にともない、ビルなどの床下地のモルタル仕上げを専門に行う補修工も増える傾向にあります。