Computer Aided Designの頭文字を取ってCAD。コンピュータを利用して工業製品の図面や建物の設計図などを作る仕事です。手書きのものより修正や保存が容易なので、メーカーや建設、服飾業界などで広く活用されています。

CADに使うソフトウエアは数多いが、業界ごとに定番のソフトがあるので事前に確認しておくといいでしょう。まったくの初心者なら、専門の学校などで学習してからこの世界に入るのが一般的です。

仕事中ほとんどの時間をパソコンに向かい細かな作業をすることになるので、緻密な作業が得意で集中力と根気のある人が向いています。一方、肩こりや目の疲れなどで悩む人も多い点は注意が必要です。

パソコンやソフトなど必要な環境さえ整えば、腕ひとつで力を発揮することができるCAD。しっかりと経験を積むことで、将来フリーのCADエンジニアとして活躍することも夢ではありません。CADの仕事をするには専門知識や経験が問われることが多いため、年齢もやや高めであることが多いといえます。